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josydoeseurope:

February 28 (Thu) Aera, Vienna (Austria)

March 4 (Mon) Oncology Centre Bad-Trissl, Oberaudorf (Germany)

March 5 (Tue) TBA, Zurich (Switzerland) *

March 6 (Wed) Pimpernel, Munich (Germany)

March 7 (Thu) Ballonfabrik, Augsburg (Germany)

March 9 (Sat) Import Export, Munich…

今夜は、渋谷AXにパティスミスの来日公演を観に行ってきた!
ジャパンツアーが始まったばかりだし、明日も恵比寿オーチャードホールで東京公演二日目があるので、
ネタバレがあるので、詳細はずっと下へ(↓)


















すごく制作者の魂を感じるデザインのTシャツとトートとタオルのグッズ売り場は、もう、開場と同時に、あっという間の長蛇の列ができて、売り切れ続出!
絶対に開演まで間に合わなそうだったので、即フロアに入った。

開演までのBGMは、渋いセレクトのレゲエナンバーばかりかかっていた。パティの趣味かな?ストーンズの”Cherry Oh Baby”のカヴァーとか、やけに渋い選曲だな、とか感心してたら、あっというまにフロアが暗転して、びっくりするぐらい あっけなくバンドのメンバーとパティが満面の笑顔でステージに登場した。

二日間の東京でのサイン会とトークショーをこなし、昨日は来日公演初日を仙台で終えたばかりで、凄くリラックスした表情だったのが印象的。のっけから去年出たアルバム”Banga”の一曲目から幕を切って落とす!
新作を中心に、それに厳選した以前の曲が挟み込まれるセットだった。
前作のTwelveからその予兆はあったんだけど、アルバムを聴いた時から、パティスミスの歌詞世界と、音楽がバッティングせずに 絶妙に共存してるところが、今までにない新境地だと想っていたが、そのままそれをステージで再現したような演奏だったな。多分、カヴァーアルバムを作った事で、それまで自分が大好きなのに自作のナンバーでやったことのなかったような曲が次々にわいてきたんだと想う。

多分、バンドの要は新加入のキーボーディストだと感じた。絶妙な60年代後半のサイケデリック感をバンドに加味していた。以前の曲も、”Dancing Barefoot”とか、”Free Money”とかも、アルバムそのままのアレンジじゃなくって、もし新しいアルバムにおさめられるとしたら、という音と編曲に変えられていた。

とにかく、バンドの演奏が素晴らしく上手いし、出音もバランスがとれていた。決して轟音というわけではないけれど、パティの艶のある歌声を堅実にバックアップしていた。ドラマーがある曲の瞬間、パティスミスの一挙手一等足を じーっと観ながら、パティのアイコンタクトと指先のちょっとした動きで、曲のテンポを自在にコントロールしていたのは凄いと想った。”FUJISAN”という日本に捧げた曲を歌う前には、”昨日仙台公演で沢山の釣り人たちを観た、”とか、普通に一対一で向き合って話しているようなMCも印象的だったな。

途中、パティが退場して、レニーケイがうたうという素晴らしくマニアックなコーナーが設けられていたが、このときの選曲が凄い!”Nighttime”と”Born To Lose”!!!のメドレーを披露する。”Nuggets”の監修者の面目躍如!途中、パティが おもむろに登場して、客席におりて、一番前の列を横断する!もう、当然、一番前の柵に肉薄しましたよ、えぇ。

お客さんも、遠慮がちに”パティー!”とか黄色い声が少し出る位で、詩の朗読を聴くように、しん、とパティの言動を見守っている様子だったんだけども、さすがにこの瞬間は騒然となった(無論、俺も!)開演前のグッズ売り場の片隅で、311のための支援団体への寄付をつのっていたのだが、途中で、その日集まった金額が発表され、寄付をした人の中から、バンドメンバー全員のサインがいれられたスネアのヘッドがプレゼントされた。先日のウィルコといい、本当に日本人として頭が下がる想いだった。

そして、おもむろに、パティがツインテールにまとめた髪をほどいた瞬間、”Because The Night”のイントロが静かに流れてきた。もう、この瞬間だけで、今日、この場に居られてよかったと想った。とある曲のまえに、エイミーワインハウスに贈る、って話したり、
最近の曲のアウトロにも、容赦なくアドリブで、”People Have The Power”の一節を放り込んだり、今の世情に強烈にプロテストする台詞をひとくさり述べたりとか、本当に、あぁ、パティスミスが目の前でライヴやってるんだなぁ、と実感した。そして、クライマックスに突入して、必殺の ”GLORIA”を爆発的に披露!パティは 歌詞の中でキーになる言葉を 本当に強烈にステージに解き放つ。”Free” とか” ”Power” とかさ。ある意味言霊のような気持ちを込めるマジックが確実にそこには存在していたと想う。凄い!

あっという間に一時間強の本編が終わり、一旦ステージを下がる。時間を気にする事すら忘れる位入り込んでた。じれる間もなく、アンコールにステージに出てくると、きっちりとアルバムのタイトルナンバー”Banga”を演り、観客に、サビの一節や、コーラスをシンガロングさせる。

そして、大ラスは、当然”People Have The Power”だ!この曲は個人的には、本当に、新しいアメリカの国家にしても良い位のアンセムで、ロックンロールの素晴らしいある側面を鋭く切り取っていると想う。柵によりかかってるビートニクスっぽい爺さんも、金髪のパンクガールも、俺の周りにいた全員、会場中が、大声でシンガロングしてた。なにか、猛烈に感動した瞬間だった。きっちりアウトロでバンドメンバーを紹介し、出てきた時と なんら変わらない 素晴らしい笑顔でステージを颯爽と去って行った。若い頃の強烈にビリビリした感情の爆発のさせ方と、また違うものを 音楽とそれ以外の日常から充分得てるんだろうなと想った。多分、パティは、いい意味で、恐れるものがなくなったんじゃないかな。越えるべき難関や問題は山積だけど、俺もこういう年齢の重ね方をしたいと想った。素晴らしいひとときでした!

昨晩、ウィルコジョンソンのレッドシューズでのライヴを観に行ってきた。
もともと年末ぐらいに、ウィルコがいわゆるライヴツアーではない、プライベートで、来日して、東京や京都を観光したりする中で、今回のライヴの影の立役者である鮎川誠さんをはじめとするウィルコを敬愛するミュージシャン達とのセッション、ということで、当然、駆けつけようと、当日まで指折り数えて待ってた。

ところが、二日前、イギリスの地方紙に、ウィルコが末期癌で、余命10ケ月だと、、元気に動けるうちに大好きな日本に行きたい、との記事が掲載された。
そんなものは たちの悪い冗談に決まってるじゃん、と一笑に付そうとしたら、
Facebookで、オフィシャルのマネージャーからの声明文が、ほどなくして掲載されてしまった。。。

正直、言葉が出なくなってしまった。とにかく、10日に、レッドシューズに行って、ウィルコの元気な姿を観に行こう!って想った。

当日、居ても立ってもいられず、いくつかの予定をキャンセルして、表参道から、レッドシューズに向かった。そしたら、開場一時間少し前に行ったら、もう凄まじい長蛇の列!慌てて、列に加わり、入場開始になるのを待った。レッドシューズの入り口には、モニターが設置され、中のライヴが観られるように準備をしていた。
そして、柱には大きな日本の国旗が掲示してあり、ウィルコへのメッセージを記入できるようになっていた。無論、速攻で書いた。

そして、今回のライヴでの収益は、ウィルコの意向で、全て震災復興支援機関に向けて寄付される、とのことで、開場直前には、中で準備をしていた、撮影や音響のスタッフも、一旦、外に出て、一人一人、チャージを支払っていた。後から知ったのだが、ウィルコ自身も、一人分のチャージを支払ったそう。ようやく、入れる時間になり、フロアに駆け込むと、もう、普段なら、もう、満員じゃないか?というぐらいの観客で溢れていた。いつもある、テーブルや机を全て撤去して、オールスタンディング状態にしているのにも関わらず。

フロアの片隅にある、楽屋代わりのVIPスペース近くに居たんだけど、普段だったら、間違いなく浮き足立ってしまうような面々が、入れ替わり立ち替わり目の前を出入りしていく。でも、なぜか、気持ちは落ち着いていた。本当に、普段のライヴが始まる感覚で、後から駆けつけた友人達と話したりして、開演を待った。

開演時間を少し過ぎて、ようやく、鮎川さんがステージに登場し、去年秋の来日でもオープニングアクトをつとめた、ウィルコの旧友ベンジャミンテホヴァル氏を紹介し、30分強のステージで開場を暖めた。ラストはディランの”Like A Rolling Stone”をウィルコに捧げた。

場内はもう、本当に、ドリンクをオーダーしにいくのにも苦労するような完全フルハウス状態。店の片隅にも、ステージの状況が見えるようにモニターが設置してあるんだけど、それすらも、場所によっては全然見えない状態だった。ステージ周りでも なにもかも観えてたのは、最前近くにいる人だけだったかも。

そしてついに、ロケッツのメンバーがサウンドチェックをスタートし、プロレス入場スタイル(笑)で、ウィルコがいつものテレキャスターをマシンガンみたいに抱えてステージに登場した!もう、ここで、いてもたってもいられず、前線の兵士ばりに、ステージが見える場所まで、移動した!

一曲目は、、これは後で気づいたんだけど、1/11はミックグリーンの命日なんだ。それをウィルコも鮎川さんも分かっていて”I Can Tell”でスタートした!2年前と同様、基本、ウィルコと鮎川さんのルーツともいえる、ロッキンブルースナンバーが矢継ぎ早に披露される。シーナが、パールハーバーの”fujiyama mama”で、いつも通りのシーナ節を披露すると、ジーンヴィンセントの”Be Bop A Lula”で、ウィルコと鮎川さんの強烈なギターソロも爆発!ウィルコも勿論だが、鮎川さんが兎に角、火の玉みたいにエキサイトして演奏してた。シーナ&ロケッツの時はわりといつも、クールな姿勢を保っているんだけど、凄かったな!

そして、花田さんが呼び込まれ、もう、絶妙の選曲の”Little Quinnie”!花田さんも、ステージではポーカーフェイスなのに、この時は、本当に嬉しそうに、隣でギター弾いてるウィルコを観ながら笑ってたな!その直後、バーカウンターで静かに待ってたチバさんがフラッとステージに上がり、”Shake Your Hips”じゃねぇ”DoThe Boggie”を一番は、花田さんがメインだったけど、二番になって、いつもの感じで、爆発的に歌う!プライベーツの延原さんも、粋なMCをいくつも決めてたしね。

このあたりでもう、ステージ前のスピーカーがお客さんの圧力に押されて、ステージ左側のほうが、ガクンガクンに揺れていて、レッドシューズのスタッフが総動員で、必死に支えていた。そう、この日のもう一つの主役はまぎれもなくレッドシューズのスタッフで、普段にも増して、素早い状況判断と見事な立ち回りで、素晴らしいな!って感心した。恰好良かったな!

後半になって、ベースをジェームスさん、ギターに石橋勲さんと、ベンジー!!!
が呼び込まれて、フィールグッズのクラシックナンバーが披露される。ベンジーは、普段、セッションとか、カバーを本当にやらないので、凄くレアな瞬間を見てしまった!と想った。そう、なんか、ステージにいる人全員が、この夜初めてロックンロールを聴いた時のような表情をしてたのが、とても印象に残ったな。まぁ、お客さんもそうだな!最後のサプライズは、ウィルコを最初に日本に招聘したスマッシュの日高社長が、ステージに上がり、感動的なMCをして、今夜のライヴの持っている意味を改めて噛み締めた。そして本編ラストに”She Does It Right”でビシッと締めて、終演!ウィルコ自身も、良い意味で、まったく普段通りのギターと歌と、ステージングだった(嬉笑)撮影のスタッフが多数スタンバイしていたので、この日の模様は、後日、なんらかの形で正式発表されると想う。そして、アンコールに、以前のツアーでも定番の”Bye Bye Johnny”を。ウィルコが、ひとしきり、”今夜はこの場で愉しい時間を過ごせて本当に嬉しい”と語り、あぁ、この人は心の底から日本と日本のオーディエンスを愛してるんだな、、と改めて感じた。
曲のエンディングのリフレインで、”Bye Bye Johnny”とうたうウィルコの声が一瞬震えたのを聴いて、思わず、グッときてしまった。全てが終わり、再び日高さんが呼びかけて、会場の皆全員で、”Thank You Wilko!!!”と感謝の意を伝えられたのが、たまらなく嬉しかった。本当は、ずっとこの場に残っていたかったけど、余韻を壊したくなかったので、あえて、帰路についた。素晴らしい夜だったし、音楽を好きでいて本当に幸せだなぁと 改めて想った。